卒業旅行「九州グリーン豪遊券」の旅 (part5)



3月15日(月) 5日目(豪遊券3日目)


1.最後の「つばめ」

 とうとうグリーン車の旅の最終日だ。天国が今日終わる。

6時57分発の「つばめ」に乗る。グリーン席の客はサラリーマンでいっぱいだ。ぼくたちだけが浮いていた。いままでビュッフェのメニューでちがうものをたのんできたが、よく見ると、半分くらい制覇しそうな感じだ。ビュッフェもかなり混んでいた。

しかし、熊本に着くと、半分は降りてしまい、かわりにどっとまではいかないが、乗り込む客がいた。乗り心地が良いせいなのか激しい眠気が襲う。楽しかった「つばめ」の旅も10時55分西鹿児島駅に着いて終わってしまった。

ここで、昼食をとり、12時過ぎに「きりしま」のホームへいく。12時30分頃に「きりしま」は入線する。自由席はかなり乗り込む。指定席は、半分くらい乗っていた。485系で緑色だった。12時50分出発。しばらくは桜島が見えていた。国分を過ぎると、海や桜島は消えて、一気に山の雰囲気に。

都城にくると、また平地になる。都城をでて、しばらくして、また山のなかへ、青井岳でサミットをむかえ、ここから下り坂へ。そして南宮崎で降りる。14時52分着。


2.最後の「にちりんシーガイア」

 15時03分に宮崎空港線から「にちりんシーガイア」がきた。最後の787系の「つばめ」型車両に乗る。15時06分出発。15時09分に宮崎に着く。グリーン車もかなり乗り込んできた。佐土原、高鍋のあたりにくると日向灘が。とみているうちにリニア実験線が。リニアモーターカーは走ってなかったが。電車はかなりスピードをあげていた。そして、海が見えなくなり、平野が果てると、山に突入の雰囲気が、延岡〜佐伯間の宗太郎の山越えはかなりおそかった。18時20分大分に到着した。

ここ大分では、大きく入れ替わりがあった。乗務員がここでかわり、また飲み物の注文があった。おかわり自由はここで初めて知った。20時02分小倉到着。3分の2くらい降りた。そして、最後の乗務員にお別れをこめてシャッターを切った。

20時55分博多駅に着き、とうとう「つばめ」型車両の旅が終わった。ちょっとさみしくなった。21時05分本当に最後の883系の特急「ソニック」に乗った。最後のためにじっくりと楽しむ。しかし、夜の遅い車両だからなのか。車内販売もなく、グリーン車のサービスがなかった。そしてあっという間に戸畑に着いた。ここで、ロングシートの普通に乗り換え西小倉駅にある宿に入った。このときにもう九州へは来れないのだろうと思っていた。そう考えるとショック感が…。






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